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こんにちは、教員の今井です。
今日は、当学科の専門科目「Sustainability and Social Business」という英語によるコンテンツ授業をご紹介します。
ビジネスデザイン学科では18年度入学生から、グローバル、ICTイノベーション、ビジネスデザイン(マーケティング)の3つの集中領域を選択して学べる、新しいカリキュラムを導入しました。
その中のグローバルビジネス集中領域では、英語でビジネスを学ぶ科目が用意されています。「Sustainability and Social Business」という科目もその一つで、持続可能な社会の一員として企業や政府や市民はどんな活動をしているのかを学ぶコースです。
今年は、コーヒーのサプライチェーンから考えるFairtradeの功罪、スタンフォード大学「Social Innovation Review」に収録された論文を教材にした「社会起業」の現状と課題、cause-related marketingなどを学んだ他、学生が考えた社会ビジネスプランについても議論しました。
締めくくりはESG投資です。企業のサステナビリティを分析するツール「S-Ray」を開発したアラベスクS-RayGmbH日本代表の雨宮寛氏にお越しいただき、Environment, Society, Governanceの観点から実在の企業を分析するワークショップを行いました。
学生たちは、自分がいいなと思う企業、就職してみたい企業を思い思いに挙げ、企業ホームページや新聞記事を見ながら、女性社員の数やワークライフバランスの状況、温暖化対策や人権など自分が気になるESGファクターへの取り組みを調べ、英語で発表しました。
ビジネスの世界は動きが早く、新しい考え方について日本語で解説する資料もそれほど多くはありません。グローバル市場に羽ばたく、これからのビジネスパーソンには、直接、英語の資料を読んで内容を理解し、実例に当てはめて自分なりの見解を英語で伝えるスキルが、ますます求められていくでしょう。
日本でもやっとSDGsへの取り組みが主流化してきました。この授業では、これからも英語を使って世界と日本の企業市民の動きを学んでいきます。