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教員の前田純弘です。大学の夏休みも半ばを過ぎて、学生の皆さんは、そろそろ後期の準備を始めているころでしょうか?
私は今、本学のボストンキャンパスに来ております。ボストン校の教員のみなさんとの「共同FD」のためで、山本晶子先生(日本語日本文学科)、小川睦美先生(健康デザイン学科)、松田忍先生(歴史文化学科)、森本直子先生(総合教育センター)とご一緒しています。日程は9月1日から8日まで。実は、これを書いているのは、ボストン時間で7日の午前7時前。午後1時過ぎの便で帰国しますので、間もなく出発です。
ボストンでの様子は、松田先生がお書きになった歴史文化学科のブログに詳しいので、そちらをお読みください。敢えて付け加えるとすれば、松田先生がお書きになっているように、ボストンの教員、職員の方々の学生に対するサポートのご努力には頭が下がりました。学生の皆さんが、ボストン郊外の自然豊かな広いキャンパスで、思いっ切り英語や様々な科目の勉強に打ち込めるのは、そのサポートのおかげだと思います。今回、「共同FD」という機会を頂いてボストンを訪問することができたおかげで、この得難い環境を学生の皆さんとともに大事にしなくてならない、と強く思いました。
さて、この週末、私たちはサマープログラム等でボストンに滞在している学生の皆さんと一緒に、ニューヨークへフィールドトリップに行ってきました。1泊2日の短いトリップでしたが、メトロポリタン美術館、ブロードウェイでミュージカル「王様と私」の観劇等々、盛りだくさんの内容でした。
以下のビデオは、フィールドトリップの途中で、私と山本先生、小川先生の3人で訪れた「グラウンド・ゼロ」で撮影したものです。2001年9月11日の同時多発テロのことは、皆さんもご存知かと思います。ビデオに映っている大きな穴のようなものは、テロで崩壊したワールドトレードセンタービルが建っていた場所です。今は、あたかも美しい公園の一部のようになっていて、すぐ脇には9.11で崩れたビルの一部等を展示したNational September 11 Memorial & Museumがあります。何も知らない人が訪れれば、「超高層ビルの足元に、なんて美しい公園が」とだけ感じてもしようがないような雰囲気です。でも、そこで起こった悲劇のことを思うと、Museumで展示されている崩壊したビルの一部でさえ、直視しがたい気持ちになりました。アメリカは、7日の月曜日がLabor Dayという祝日で週末からの3連休です。私たちが訪れたのは6日の日曜日で、たくさんの人々が周りにいましたが、今思うと、普通の観光地とは違って、鳴り物も甲高い叫び声もない、静かな場所でした。