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こんにちは。飛田ゼミ3年の吉田です。
私たちは10月の3週間に渡り、国土交通政策研究所と飛田ゼミとの共同研究として、3つの企業に女性活躍推進のための働き方改革のヒアリングを行いました。そして最終週の10月25日、日本橋に本館を構える三井不動産株式会社様を訪問しました。
今まで感じてきた働き方改革というと、出産や子育て、また介護という家庭状況で働く女性のために、あらゆる制度を導入するというイメージでした。しかし三井不動産株式会社様は、働き方改革を女性という括りではなく、男女関係なく利用できる制度を導入しています。グローバル社会である今、女性活躍というものをただダイバーシティの中の1つとして捉えているのです。
三井不動産株式会社様も、以前は時間制約がなかった故に業務中心となり、結果として長時間労働という業態でした。しかし、夜遅くまで長時間仕事をすることは効率性を悪くし、生産性の向上を見込めないと気付いたため、働き方へのイノベーションを始めたそうです。
個人としては、長時間労働をやめ、プライベートの時間を増やしたり、夜は社外の人と関わって刺激を増やしたりすることで生産性の向上を図り、組織としては、多様な制度を導入しています。
特に、女性だけでなく男性も育児ができるように”育パパトレーニング休暇”という制度を導入しているところが印象的でした。これは、子供が3歳になるまで、連続5日間有給として取れるという制度です。同じような制度が他社様にもあるように思えますが、男性という立場上、実際にあったとしても取ることが厳しいのが現状です。しかし、三井不動産株式会社様はこの制度を対象の7割の人が実際に利用していました。重要視するポイントを、男女という指標で測るのではなく、個々のパーソナリティで測るという社風が、このような効果をもたらしているんだなと感じました。
女性に特化することなく、会社全体となってワークライフバランスの向上に努めていることがわかりました。