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2021年度1年基礎ゼミ:講義第9回目のテーマは「問題を提起しよう(討論会)」

皆さんこんにちは。AクラスのTAを担当している伊藤愛と林みのりです。

12月15日は第9回タクナルの授業を行いました。1Aでは井上と國府田がメインで進行し、伊藤と林がサポートを担当しました。

今回は前回から始まったワーク『ブラスバンド「GIFT」に浮上した問題の解決策を考えよう』の討論会です。

前回の授業から引き続き「問題を提起する」というねらいに沿って、バンドのリーダーの立場でバンドの悩ましい現状の整理と解決策、その提案準備を進めてきました。授業時間外の活動が必要となるワークも今回で3回目となり、回数を重ねるごとに当日の慌ただしさもなくなり、準備もスムーズできるようになったのではないかと思います。3グループがハイブリッド、3グループが完全対面のチームでしたが、それぞれが工夫して討論会に挑むことができました。ハイブリッドでの授業は難しいことも多く、これまでも沢山の問題に対して試行錯誤し取り組んできましたが、これまで全9回の授業を通じて段々と1年生の積極的な参加と協力が増え、それに助けられながら円滑かつより良い授業になってきたのではないかと感じています。特に、これまでの発表会でAクラスの課題ともなっていたタイムマネジメントですが、今回は全チームが制限時間を越えることなく発表をすることができました。各チームがしっかりと準備してきた結果が見られたので良かったです。自分たちの課題を振り返り、次に活かすことができるということはとても大切なことです。次回でタクナルの授業は終わってしまいますが、今後も課題発見とその改善を繰り返して成長していけるといいなと思います。

今回の討論会に向けて、Aクラスでは前回から「問題の本質を理解するため教科書をよく読み込もう」という目標を設定していました。討論会では、1年生が細部まで教科書をよく読み込んだ上で最も重要だと思う問題点とその解決策を考えてきてくれたことが伝わったので、1年生のワークに取り組む姿勢の変化と成長を感じることができとても嬉しかったです。

参加した1年生からはこんな声があがりました。

「問題を発見すること自体が難しかった。さらに解決策を考えなければいけなかったため今までで一番難しい授業だったが一番やりがいのある内容だった。」

「ディベートなのに相手の意見に納得してしまい反論ができなかった。原因として読み込み不足、チーム内でのすり合わせが足りていなかったと感じた。さらに短い時間で相手の主張の穴を見つけてさらに意見を引き出す質問をしなければならず、質問力が問われたワークだった。」

「自分の質問が理にかなっているのか不安になって自分の意見を積極的に言い出すことができなかった。」

今回はこれまでの発表会とは異なり討論会だったため、質問をすることとそれに答える難しさも経験することができたと思います。次回、チームとクラス全体での振り返りを行い、これからの大学生活、社会人になった時の糧にして欲しいです。

林:今回の授業では教科書に載っている課題点をチーム内で話し合い解決策を発表するだけではなく、他の人の発表を聞いて疑問に思ったことなどを直接相手チームに質問して勝敗を決めなければならないので今までとは全く違う授業内容だったと思います。学年が上がるにつれて、自分の意見を主張しなければならない場面が増えてくると思います。今回の授業が一年生の皆さんにとってその準備のような時間になっていれば嬉しく思います。来週の授業がタクナル最後の授業です。最後まで楽しんでいただければいいなと思います!